みなさんは「Web3.0」という言葉を聞いたことがありますか?Web3.0は、Web2.0の問題を解決してくれると言われている概念のことです。このWeb3.0ですが、実は仮想通貨とも大きく関係しているのです。
この記事では、そんなWeb3.0と仮想通貨の関係性について詳しく解説していきます。
Web1.0とWeb2.0とは
Web3.0について解説していく前に、Web1.0とWeb2.0について簡単に解説していきます。
Web1.0
Web1.0は、一個人がホームページを持つようになったり、Eメールの普及やホームページの開設などたくさんの人がインターネットを利用するようになったことが最大の特徴です。
年代で言うと1995年〜2005年頃。現在は、動画が流れるようなサイトが一般的ですがこの頃のサイトは2ちゃんねるのような掲示板サイトが主流でした。
実名はもちろん、年齢や居住場所なども明かさずにネット上での交流を楽しむ人が多かった時代です。
Web2.0
Web2.0になると、たくさんの人が自ら情報を発信するようになります。具体的な例を挙げるとYouTubeやTwitter、InstagramなどのSNS。
これまで実名を明かすことなく交流をおこなっていましたが、ここでは実名はもちろん顔写真なども公開して不特定多数の人と実際に会う交流が目立ってきます。
これまではWEBの知識がないとブログを作るのが困難でしたが、amebaブログやnoteなど簡単に自分のブログを作ることができるプラットフォームが誕生しました。
WixやWordPressを活用することで簡単に自分のホームページや企業のホームページも作れるようになりました。
Web2.0は、年代で言うと2020年代前半から現在まで続いています。
Web3.0は新しいWEB時代の到来
Web1.0とWeb2.0について解説しました。なんとなくイメージが湧いたかと思いますがWeb3.0とは、簡単にいうと新しいWEB時代のことを指しています。
Web3.0になると一体どのようなことができるようになるのかが気になりますよね。Web3.0は、パブリック型ブロックチェーンを基盤としていると言われています。
仮想通貨などで使われているブロックチェーンを利用することによって、Web3.0では主権者としてインターネットに参加することができるようになります。
Web3.0は、ここ数年で生まれてきたものであり私たちの実際の生活で活用される機会は残念ながらありません。しかし、たくさんの企業がWeb3.0に注目しておりプロジェクトの開発が進められています。
Web3.0の3つの特徴
Web3.0の特徴は大きく3つあります。
①ユーザー自身がデータを保有することが可能
まず最初に紹介するWeb3.0の特徴は、ユーザー自身がデータを保有することが可能だということです。Web3.0では企業や組織などの中央管理者が存在しないためネット上のデータを自分自身で管理することができます。
②P2P取引を活用してユーザー同士が取引を行う
Web3.0では、「P2P(ピアツーピア)取引」と呼ばれるものを利用することによってユーザー同士が直接情報のやり取りを行うことができるようになります。
私たちの情報は本来サーバーに集約されており、アクセス権などもサーバーによって管理されています。しかし、P2P(ピアツーピア)取引を利用することで、サーバーを介さずにユーザー同士で直接情報のやりとりが可能です。
これにより、サーバーに対する負荷が減り通信が混乱することを防ぎ、データの処理速度が低下することも少なくなります。
しかし、P2P取引は、ユーザー同士でやり取りを行うためウイルスの混入やデータの改ざんなど不法行為を防ぐことが難しいことが言われています。
ここに、仮想通貨でよく使われているブロックチェーン技術を組み合わせることによって、それらの不正が発生しづらい仕組みとなるので安心です。
③誰でも自由にコンテンツの利用ができる
先ほど紹介したWeb2.0を見てみると、ブログやサイトはそれらのサービスを提供している企業や組織の管理下に置かれていますよね。その管理者によって、コンテンツの検閲をおこなったり内容によっては制限をかけられることもあります。
しかし、Web3.0では管理を行う中央集権組織がありませんので運営元などの制限を気にすることなく誰での自由にコンテンツを利用することができるようになります。
自由にコンテンツを利用することができるのは、メリットですが万が一誤った情報を掲載してしまうとその情報が拡散されてしまうリスクもありますので正しい情報を見極める力がより求められてきます。
Web3.0と仮想通貨の関係性は?
Web3.0では、ブロックチェーン技術を活用したものが流行すると言われているのですがその中でも特に注目を集めているのが仮想通貨。
特にこちらの銘柄は将来性に大きく期待されています。
①BAT(ベーシックアテンショントークン)
BAT(ベーシックアテンショントークン)は、Braveと呼ばれるウェブブラウザ上で流通している仮想通貨です。
Braveは、個人情報の保護に力を注いでいるためCookieを制御してサイトからのスクリプトをブロックしてくれる機能を備わっているのです。BATは、Braveが提供しているウェブ広告を閲覧することで手に入れることができます。
残念ながら、現在の日本では制限がかけられているためBATを直接受け取ることはできません。
②JASMY(ジャスミー)
ジャスニー株式会社によって2019年に発行された仮想通貨「JASMY(ジャスミー)」。このプロジェクトはデータの民主化を目標に掲げており、個人情報をブロックチェーン技術を用いて分散管理できるような開発が行われています。
③ENS(イーサリアム・ネーム・サービス)
イーサリアムのブロックチェーンをベースとした「イーサリアム・ネーム・サービス」。
仮想通貨を送金や決済に利用する際に必要となる42桁のアドレスを、短く変換し提供することができるのことが大きな特徴です。42桁のアドレスを短くすることで覚えやすいものとなります。
Web3.0に関係する仮想通貨銘柄の選び方
現在、世界中で発行されている仮想通貨の数は数千種類と言われています。その中から将来ビットコインのように価値が上昇する仮想通貨を探す必要があります。
しかし、数千種類の中からそのような仮想通貨を探すのはかなり困難だと思います。Web3.0と関連性の高い仮想通貨を選びポイントはこちらです。
- 大手の仮想通貨取引所で取り扱いがあるか
- 企業からの出資があるかどうか
- 他の仮想通貨にはないユニークな機能があるか
仮想通貨によって大きな利益を得たい場合は、このポイントに該当するかどうかを見てみると良いでしょう。
【まとめ】Web3.0に関連する仮想通貨を運用すれば利益が狙えるかも
今回は、Web3.0とWeb3.0に関連する仮想通貨の紹介を行いました。これまでのWeb3.0が到来することによって、新しい時代がスタートします。便利になる一方で注意しなければいけない点もありますので、きちんと理解するようにしましょう。
また、Web3.0に関連する仮想通貨を運用していれば、大きな利益を得ることができるかもしれません。気になる方は仮想通貨取引所を覗いてみてはいかがでしょうか。